子供時代の魔法の財布
私、すごく思うんです。
お金の教育って何でないんだろうって。
私がお金にある意味ルーズなのは、子供時代の経験が基本になっているような気がするんです。
お金の教育は家庭でやるというか身に付ける感じですよね。
我が家はまともな家庭ではありませんでした。
私が小学生になる前、幼稚園とか小学生一年生の頃。
我が家はとても裕福でした。
その当時のわずかな記憶ですが、飛行機に乗って沖縄に行ったり東京に行ったりしてました。子供なのに。
父が会社をやってまして、お金にゆとりがありましたよ。昔の写真見ると結構いい服着てたり贅沢してたり。。。
でもしばらくすると父が働かなくなり、我が家はとても貧乏な生活を送るようになります。
専業主婦だった母が働きに出るようになりました。
最初の仕事はとある企業のあるモノの配達でした。(怪しいモノではありません。名前を出せないので周りくどい言い方でごめんなさい。)
でも車の免許がない母は、自転車で配達してました。
私の記憶にあるのは、自転車のカゴに荷物を載せて、まだ幼かった弟をおんぶし、私と妹は手を繋いで歩いて母と共に歩いてついていくという。
うちで待ってたらよかったのに、その当時はやはり母と一緒にいたかったのかも知れません。
次第に父が益々働かなくなるので、母の仕事のボリュームが大きくなっていきます。
最初は完全歩合制だったのが、パートになり時給制に。
そして正社員から店長へと仕事がハードになっていく。
母が大黒柱になっていくので、当然お家の中は荒れていきます。
私が母の代わりに弟や妹たちの面倒を見て、買い物をし、ご飯を作りお風呂を入れる。
小学生四年生からそんな生活してました。
ご飯のおかずのレパートリーは流石に少なくて、それでも頑張ってやってたと思います。
毎日野菜炒めだったり卵焼きだったり。たまに魚を焼く事を覚えたり、コロッケを揚げるなど。。。
まあ、この経験は非常に役に立っています。
私の金銭感覚がちょっとだけ狂ってるの原因であろう事が、毎日の夕飯の買い物でした。
財布の中に2000円入っていて、その中から必ずビールを2本買わなくてはいけなくて、他にも買ってくるよう指示がある時もあり、残ったお金で夕飯のおかずを買う。だけどそんなに買えない。たまには自由にお菓子を買いたい。でもひたすら我慢してました。
毎日必ず2000円入ってる。
使ったら必ず補填されてる。
10年くらいこの感覚です。
お金は使ったら補填されるから安心して使い切れる。
なるほど!何とかなるんだなと思ってしまってました。
自分のお小遣いとかもないから、お金を扱う感覚がヘン。
なくなったら入ってる!
この感覚です。
この感覚は未だにあります。
お金は使ったらなくなってしまう。
あきぱんには↑ここがない時期がありました。
続く